ざっくり日本史

弘仁・貞観文化(基礎)

弘仁・貞観文化

・平安時代初期の文化
・唐の影響が強く見られる

1.平安仏教

特徴

・政治から距離を置いた
加持祈祷により災いを避ける
現世利益を求める貴族の間に広まる
(庶民の生活とはかけ離れた存在)

最澄

・遣唐使から帰国後、天台宗を開く
比叡山延暦寺を建立

最澄の死後、密教化が進む
→弟子の円仁円珍が対立・分裂 

空海

・遣唐使から帰国後、真言宗を開く
 密教としてもたらされる

高野山金剛峰寺を建立

嵯峨天皇から教王護国寺東寺)をたまわる
綜芸種智院を建てる:教育機関

2.勅撰漢詩文集

・『凌雲集
・『文華秀麗集
・『経国集

3.彫刻

一木造で仏像を彫る

薬師寺僧形八幡神像
 神仏習合の表れ

4.建築

室生寺金堂・五重塔

5.書道

三筆:書道の優れた3人
嵯峨天皇・空海・橘逸勢


漢字の読み方(タップで開きます)

1.平安仏教
・加持祈祷:かじきとう
・現世利益:げんぜりやく
最澄:さいちょう
天台宗:てんだいしゅう開く
・比叡山:ひえいざん
延暦寺:えんりゃくじ
・円仁:えんにん
・円珍:えんちん
空海:くうかい
・真言宗:しんごんしゅう
・密教:みっきょう
・高野山:こうやさん
金剛峰寺:ごんごうぶじ
・嵯峨天皇:さがてんのう
・教王護国寺(東寺):きょうおうごこくじ(とうじ)
・綜芸種智院:しゅげいしゅちいん

2.勅撰漢字文集
・勅撰漢詩文集:ちょくせんかんじぶんしゅう
・凌雲集:りょううんしゅう
・文華秀麗集:ぶんかしゅうれいしゅう
・経国集:けいこくしゅう

3.彫刻
・一木造:いちぼくづくり ・薬師寺僧形八幡神像:やくしじそうぎょうはちまんしんぞう
・神仏習合:しんぶつしゅうごう

4.建築
室生寺金堂・五重塔:むろうじこんどう・ごじゅうのとう

5.書道
三筆:さんぴつ
・橘逸勢:たちばなのはやなり

 


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