天平文化
・聖武天皇の時代にもっとも栄えた奈良時代の文化
・仏教や唐の文化の影響を受けた、貴族を中心とする国際色豊かな仏教文化
2.国史・文学
①国史
・古事記と日本書紀
※8世紀前半に成立
※神話・伝承・記録などをもとにまとめた歴史書
②地理書
・風土記…8世紀前半、地方の国ごとに、自然・産物・伝承などをまとめさせた
③漢詩集
・懐風藻…現存する最古の漢詩集
④歌集
・万葉集…現存する日本最古の歌集
※奈良時代末に大伴家持がまとめた
→天皇や貴族の歌、防人の歌、農民の歌などがおさめられている
3.教育機関
①中央
・大学…官吏養成のために設置。貴族の子弟らが学んだ
②地方
・国学…郡司の子弟らが学んだ
4.国家仏教
①南都六宗
・奈良仏教の6つの学派
②聖武天皇の政策
ⅰ.鎮護国家の思想
・仏教によって国家の安定をはかる思想
→聖武天皇が重視
ⅱ.寺院の建立
・東大寺の建立
※都(奈良)に建立
・国分寺建立の詔:741年
…国ごとに国分寺・国分尼寺をつくらせた
ⅲ.大仏造立の詔:743年
・752年に大仏開眼供養を実施
※行基…僧尼令違反として弾圧されたが、のち大仏造立に協力
③鑑真
・唐の僧。戒律を伝えるために来日
→奈良に唐招提寺を建立
④神仏習合
・神と仏は本来同一であるとする思想
5.美術
①仏像
ⅰ.仏像の制作技法
・塑像…粘土でつくった像
・乾漆像… 漆でかためてつくった像
ⅱ.おもな仏像
・東大寺法華堂不空羂索観音像
・東大寺日光・月光菩薩像
・興福寺阿修羅像
②絵画
・薬師寺吉祥天像
・正倉院鳥毛立女屛風
③工芸品
・螺鈿紫檀五絃琵琶:正倉院宝物の1つ
※東大寺正倉院:校倉造の建物。多くの工芸品などが納められた
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2.国史・文学
・国史:こくし
・古事記:こじき
・日本書紀:にほんしょき
※漢字注意
古事記
日本書紀
・風土記:ふどき
・漢詩集:かんししゅう
・懐風藻:かいふうそう
・万葉集:まんようしゅう
・大伴家持:おおとものやかもち
・防人の歌:さきもりのうた
3.教育機関
・大学:だいがく
・国学:こくがく
4.国家仏教
・南都六宗:なんとろくしゅう
・三論宗:さんろんしゅう
・成実宗:じょうじつしゅう
・法相宗:ほっそうしゅう
・俱舎宗:くしゃしゅう
・華厳宗:けごんしゅう
・律宗:りっしゅう
・鎮護国家:ちんごこっか
・東大寺:とうだいじ
・国分寺建立の詔:こくぶんじこんりゅうのみことのり
・国分尼寺:こくぶんにじ
・大仏造立の詔:だいぶつぞうりゅうのみことのり
・大仏開眼供養:だいぶつかいげんくよう
・行基:ぎょうき
・僧尼令:そうにりょう
・鑑真:がんじん
・戒律:かいりつ
・唐招提寺:とうしょうだいじ
・神仏習合:しんぶつしゅうごう
5.美術
・塑像:そぞう
・乾漆像:かんしつぞう
・漆:うるし
・東大寺法華堂不空羂索観音像:とうだいじほっけどうふくうけんじゃくかんのんぞう
・東大寺日光・月光菩薩像:とうだいじにっこう・がっこうぼさつぞう
・興福寺阿修羅像:こうふくじあしゅらぞう
・薬師寺吉祥天像:やくしじきちじょうてんぞう
・正倉院鳥毛立女屛風:しょうそういんちょうもうりゅうじょびょうぶ
(しょうそういんとりげだちおんなのびょうぶ)
・螺鈿紫檀五絃琵琶:らでんしたんごげんのびわ
※漢字注意:弦は×
・校倉造:あぜくらづくり
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