世界史

明②

ポイント解説

北虜南倭に苦しめられた明は万暦帝の時代に一時的に国力を盛り返しました。しかし、その後は豊臣秀吉の朝鮮侵攻への参戦や国内の政治混乱で国力は衰退し、1644年に李自成により北京を占領され、明は滅亡しました。

5.万暦帝の時代

・第14代皇帝:在位1572~1620年

①前半万暦の中興

張居正による改革一条鞭法を普及(税制改革)
 →税をで納める
※それまでは現物納の両税法

②後半国力衰退

ⅰ.政治の混乱:官僚の闘争
東林派VS非東林派

※東林派:顧憲成
 非東林派:魏忠賢

ⅱ.豊臣秀吉の朝鮮侵攻
文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱):1592~93、97~98年

6.明の滅亡

・農民反乱:指導者は李自成
1644年、北京を占領、明滅亡


漢字の読み方(タップで開きます)

万暦帝:ばんれきてい
張居正:ちょうきょせい
一条鞭法:いちじょうべんぽう
東林派:とうりんは
顧憲成:こけんせい
魏忠賢:ぎちゅうけん
文禄・慶長の役:ぶんろく・けいちょうのえき
壬辰・丁酉倭乱:じんしん・ていゆうわらん
李自成:りじせい

 


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